ウォーレン・バフェット伝スノーボール上を読んで
長期投資と言えばよく耳にする
“スノーボール”
ウォーレン・バフェットにまつわる言葉です。
複利運用の分かりやすい例え、最初は小さな雪の玉だが転がり始めるとどんどん雪をくっつけて大きくなり、その加速度は徐々に増していく。
ウォーレン・バフェット伝スノーボール上・中・下 合本版Amazon Kindleにて電子書籍購入。上を読み終えての感想です。
というか伝記なんでネタバレしたからなんだってとこもありますが。
そしてこれは伝記であり、お金の教科書です。
私のイメージでは勝手に転がって雪の玉が大きくなると思ってましたが、バフェットは転がしながら自分でも雪をくっつけて雪が無くなったら他から雪を持ってきて大きくする位、雪が好きな少年といった印象を受けました。
投資家はここまで考えて策を講じて投資してるのかと思うと、付け焼き刃でデイトレードなんて勝てるわけないわっと改めて痛感しました。
バフェットがお金と向き合い出した歳というのが私がサッカーと出会った位の年頃です。あの頃を振り返るとお金の事なんて考えてませんよ。どうやって親に新しいサッカーボールを買ってもらおうか位ですよ、考える事なんて。
投資資金として集金して、ハイッ詐欺でしたっていう事件が毎年の様にありますよね。事件発覚後だからかもしれませんが会話の録音なんか聴くと、いやこんなんに騙されんのって思っちゃいます。利回り8％以上で30年保証みたいな不動産投資が話題になりましたが、
んなもんあるわけねぇだろ！！！
って分かりそうなものですが、これに医者や士業の方々が乗せられるんですから相当達者だったんでしょう。
少子化、超高齢化、移民反対の国で入居者女性限定って、これに30年賭けるなんて阿保ですわ。
話が逸脱しましたがバフェットが投資に失敗してたら詐欺だと非難されたのかもしれませんね。
しかしこの本を読んでるとそんな事は無いんだろうなと思わせてくれますし、長い目で見たら必ず利益をもたらしてくれると信用できるほどの知識と行動力、決断力があります。まぁ
勝てば官軍なんでしょうけど。
天才バフェットもコミュ障という短所を持っていた様です。それを克服しようとする努力なんかも共感できました。目的達成の為には足かせは全て外さなきゃダメなんだなぁ、行動力も大事だが準備万全で踏み出すべきですね。
中・下も楽しみです。
投資始めようかなぁ、の人も
もう始めてる、の人も
バフェットの話を聞いてみてください。
最後に至極当たり前の文章を引用します。
“使う金ははいる金よりも少なく”
